<Header>
<Author: 岑參>
<Title: 胡笳歌送顏真卿使赴河隴>
<Format: 格式不明>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 胡笳（こか）の歌（うた）　顏真卿（がんしんけい）が使（つか）ひして河隴（かろう）に赴（おもむ）くを送（おく）る>
<BookPage: 199-205>
<UsedPage: 7>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
君不聞胡笳聲最悲，
紫髯綠眼胡人吹。
吹之一曲猶未了，
愁殺樓蘭征戍兒。
涼秋八月蕭關道，
北風吹斷天山草。
崑崙山南月欲斜，
胡人向月吹胡笳。
胡笳怨兮將送君，
秦山遙望隴山雲。
邊城夜夜多愁夢，
向月胡笳誰喜聞。
<End Poem>
<Translation>
よ聞きたまえ、あの胡筋の哀切きわまる音色を。$あれは$赤味がかったひげと、青い眼とを持つ胡人が吹いているのだ。胡笳を吹いて、一曲がまだ終らないうちに、$その悲しげな音色は$遥か楼蘭まで出征している$勇猛な$守備兵たちをさえも、深い愁いに沈みこませてしまうほどなのだ。
今や、涼風の吹く秋たけなわの八月。$君の赴く$蕭関の道は、北風が、天山に生える草を吹き断つほどに吹きすさんでいることだろう。
$やがて$崑崙山の南に月が傾きかける頃、胡人が、月にむかって胡笳を吹きならすのだ。
ああその胡茄の音は悲しげに鳴りわたり、今しも君を送ろうとす るかのよう。こと秦山から遥か$君の赴く$随山にかかる雲をながめやるのだ。$君は$辺境の町で、夜ごと愁いに満ちた夢を見ることであろう。そうした夜、月にむかって吹く胡笳の音を、いったい誰が喜んで聞くだろうか$いや、誰も喜んで聞きはしないのだ$。
<End Translation>
<Formatted Translation>
よ聞きたまえ、あの胡筋の哀切きわまる音色を。
$あれは$赤味がかったひげと、青い眼とを持つ胡人が吹いているのだ。
胡笳を吹いて、一曲がまだ終らないうちに、
$その悲しげな音色は$遥か楼蘭まで出征している$勇猛な$守備兵たちをさえも、深い愁いに沈みこませてしまうほどなのだ。
今や、涼風の吹く秋たけなわの八月。$君の赴く$蕭関の道は、
北風が、天山に生える草を吹き断つほどに吹きすさんでいることだろう。
$やがて$崑崙山の南に月が傾きかける頃、
胡人が、月にむかって胡笳を吹きならすのだ。
ああその胡茄の音は悲しげに鳴りわたり、今しも君を送ろうとす るかのよう。
こと秦山から遥か$君の赴く$随山にかかる雲をながめやるのだ。
$君は$辺境の町で、夜ごと愁いに満ちた夢を見ることであろう。そうした夜、
月にむかって吹く胡笳の音を、いったい誰が喜んで聞くだろうか$いや、誰も喜んで聞きはしないのだ$。
<End Formatted Translation>